自転車通勤も半年を過ぎてすっかり日常に組み込まれた。身体もすっかり慣れてきたらしく、ペダルがよく回るようになって来た(気がする)。膝や腰の痛みも出ないし。
自転車通勤をとても気に入っているんだけど、電車通勤からプラスとマイナスが少しずつある。
プラスなこと
1. 気持ちいい。健康になる。
これは大きい。長い休み明けに自転車通勤したら、着いたあとも血液がよく循環しているのがわかった。朝と晩にスポーツクラブで小一時間運動しているようなものだから健康にはプラスが大。体調が気になるようになり、深酒しなくなった。
2. 頭の切り替え
車の多い道をある程度スピード出して走るのは、むずかしい。駐車車両、バス、タクシー、無灯火の自転車など注意しなきゃいけないものがたくさんある。これを避けながら安全に走るのは、なかなかむずかしいリアルタイム3Dゲーム。集中しないといけないので、会社のアレコレは頭の中からすっ飛んでいくので、家までストレスを引きずらない。電車の中に閉じ込められてるのに比べると、はるかに精神面も健康。
3. 趣味が増える
すっかり自転車が楽しくなったので、趣味が一つ増えたといっていいだろう。相手がいなくても、テニスコートを予約しなくても、いつでもできるのが、テニスと違うところ。相手のあるスポーツとないスポーツを両方やるのは、悪くないバランスだと思う。
マイナスなこと
1. 本を読む時間が減る
電車の中で本を読む時間がないので、読める量が減った。少し早起きしたときは本を読んだりしているが、時間が限られているので、つまらないと思ったらすぐに読むのをやめるようにしている。本との付き合いがあわただしくなった感がある。
2. 音楽を聴く時間が減る
上に同じく。聞く時間が減ったので、新しい音楽を探すのがおっくうになった感がある。
3. 自転車に時間を割くようになる
自転車が趣味になってきたので、自転車をいじる時間が増えた。タイヤやペダルを替えたり、サドルの高さを変えたり、いろいろやってみる。サイクリングシューズなんてのも生まれてはじめて買った。趣味だから当たり前だが、時間とお金がかかる。なのに、次に買う自転車をもう検討したりしている(笑)。
通勤時間が趣味の時間になってしまったので、とても楽しい。会社が楽しいかどうかは別としても、会社に行くのが楽しいというのは悪いことじゃない。なんならもっと遠くでもいいぞとまで思うもんね。ほんの思いつきではじめた自転車通勤がアタリの趣味になったのはトクをした気分だけど、このあと、ツーリングに行くようになるかというと今はまだなりそうにない。子どもが小さく、週末はまだ親と出かけたがるからだ。でも、それもそう長くは続かない。必ず友達と遊んだり、クラブ活動が楽しくなることだろう。そのときにはサイクリングをはじめておいてよかったと思うんじゃないかな。